出産レポート 1人目
2月は我が家の紅一点。ゆいちゃんの誕生日月であります。7年前に生まれたゆいちゃん。その時の出産レポが、実は今もネットの海を漂っているのです。ただ漂わせているだけではもったいないので、上げておきます。
2月某日。
まったく生まれる気配もなく、 私はふてくされてました。
「もう、ガキンチョは生まれたくないんだ…。 私の所なんか嫌いなんだ…。」
なんてぶつくさ言って(予定日は少し先というに) 不機嫌なまま床についた私。
午前0:14
パキョっという音とともに恥骨に激痛が走る。
私「うぎゃ!!」
旦那「どうしたの?」
私「恥骨に激痛が……。」
ふてくされてたからガキンチョから攻撃をくらった~。 っておもっていたら20分後また痛みが。 どっちかっていうと生理痛に近い痛み、 結構痛い。うずくまって痛みに耐える。
………おさまった…。
……もしかして陣痛か?
近くにあったノートに痛みのはじまった時間と痛みの継続時間をメモし始める
AM 0:14 1分間の痛み
AM 0:34 1分間の痛み
AM 0:50 1分間の痛み
AM 1:08 1分間の痛み
AM 1:19 1分間の痛み
AM 1:29 1分間の痛み 1時に入ると10分間隔に、陣痛が来たんだ!!
1時に入ると10分間隔に、陣痛が来たんだ!!
私「旦那!!陣痛が来た!!」 旦那「……まじで……。」
旦那の声は寝言ぐらいののんびりさで……。と
いうか、寝言でした。
私「旦那!!ねえ!!旦那ってば!!」
旦那「スピーー……」
コイツ……全然起きねえ。
そうこうしている間も痛みは10分毎にやってくる。 四つん這いになって痛みを堪え、10分間隔になってから6回目の陣痛 AM2:20に病院に連絡をとることに。
私「あの…。」
助産師さん「どうしましたか?」
予定日、名前等を伝えて指示を仰ぐ。
助産師「病院にはどうやっていらっしゃいますか?」
私「タクシー使おうと思ってますけれど、歩いてもいいかなって」
助産師「…。深夜ですし、歩くのは、ちょっと。」
ですよねー。でもなんか歩けそうな感じだったんだもん。
私「歩けるとか言ってるうちはまだですかね?」
助産師「ちょっと様子を見てみて、間隔が縮まったり、ずっと続くようだったらもう一度電話ください。」
その後も10分間隔で痛みが来る。…はずなんだけど、 入院の準備をしたり、身体を動かしているとあんまり痛みを感じない。 こんなぐらいの痛みじゃ、だめだよなぁ。 ある程度準備をした後、爆睡している旦那の横で、痛みに耐える。
AM3:43分ぐらいから8分間隔に。 そろそろ…旦那を起こして、もう一度産院に電話しようかな…。 呼びかけても旦那は起きないですので、電気をつけることにした。
私「旦那……。」
旦那「!!なに?どうしたの?」
私「陣痛が始まったようなので、一緒に準備してくだされ」
旦那「!?」
旦那は結構驚いていたみたいだったけれど、すぐ飛び起きてくれた。
とりあえず着替えをすませ、荷物を玄関へ運ぶ。 そうこうしている間に陣痛が弱く…、というかあんまり痛くなくなってきた。 AM6:00ぐらいまで様子をみたんだけれど、お腹がこれ以上痛くなる気配も 間隔が縮まる気配もない。もう一度病院に電話をして、朝の外来がはじまるまで様子をみることに。
その間になんと1時間も陣痛間隔が空き、爆睡。
こりゃあ病院行っても追い返されるかな? 11:00にようやく病院へ。陣痛は来ていたもののやっぱり弱い。
余裕そうなので歩いて病院へ行く。
私「歩いて病院いってもいい?」
って旦那に言ったら、すごい顔してた。大丈夫なの!?みたいな。 でも普通に歩ける痛み。産院まで20分ぐらいかかる距離で、3回ぐらい陣痛がきたもののやっぱり大丈夫。
私「一度見てもらった方が安心だもんね。たぶん追い返されると思うけど」
旦那「うん。見てもらった方が安心。安心。」
なんて会話をしつつ、外来へ。 この日は丁度金曜日。いつも検診でお世話になっている先生でした。 先生は開口一番
先生「ヒヨコ母さんだったら顔パスだよ。内診する必要なし。入院!!」
私「えー!!…そう言わずに見てください~」
な~んて冗談をいいながら内診台へ。
先生「じゃ、内診します……。うん。子宮口5センチ開いてるね。赤ちゃんも降りてきてるし、入院だ」
?なんですと??子宮口5センチも開いてるの?でも、陣痛も不規則なのに…。
先生「入院の準備をしてください。」
看護士さん「そうしましたら、○○さんお下を剃らせてくださいね~」
そんな!!急に、まだ心の準備が…。
と思いつつあれよあれよというまにお下を剃られる私。なんだか情けない気分になる。 そんな情けない気分のまま、入院の旨を旦那に伝える。
私「旦那……。入院だって」
旦那「まじで?」
もっと家でゆっくりできると思ったのにな~。 そんな風に思っていると助産師さんがやってきて
「入院の手続きをしますので3階へお上がりください。」
なんか、あっさり入院かぁ。まだまだかかりそうなのになぁ。 なんて出産の自覚もないまま、入院することになるのであった。
……………
結論から言うと、まだ家でゆっくりしてても十分でした。結局生まれたのは次の日の午前2時頃だったからです。最初だと不安だからついついすぐ病院にいきたくなるかれども、家の方がリラックスできるし、そっちの方がよかったかな〜なんて今では思います。