アドラー心理学での劣等感の考え方
アドラー心理学について4回目になります。今日は劣等感との上手な付き合い方をまとめていきたいと思います。
とはいえ、このアドラー関連のことは、私が自分に言い聞かせるための要素が強いので、もしも、変なこと書いてたりしてもスルーしていただけると助かる次第であります。
劣等感もってます?
学校の成績、職場の同僚の昇進、などなど、自分1人が何にも持っていないように感じて落ち込むことって私はよくあります。私の場合、画力に対しては、かなり劣等感を持っています。上手い人がた〜くさんいる。私より若くてセンスがあって、かっこいい構図もいっぱい知ってて……。地味に落ち込みます。
私なんて、もうこれ以上、上達しないのかなぁ。
とか
こんなに上手い人いるんだったら私が描く必要なんてないじゃん。
この劣等感。ほんと生まれてからずーっと私の中でくすぶっています。劣等感が溢れると自分を否定したり、相手に嫉妬したり……。ネガティブなことばかり考えてしまいます。これをアドラーでは「劣等コンプレックス」といいます。
この劣等コンプレックス。持っていると前回紹介した「人生の嘘」をつきやすくなります。
アドラー心理学では、「感情には目的がある。」と考えられています。この場合は
自分が行動せず、楽になれるように。出来ない事をやって傷つかないように。
人はこの劣等コンプレックスを利用するのです。
劣等感をモティベーション向上に使うために
劣等感なんて無い方がいいんじゃん!!ってここまでくると思いますが、そうとも言えません。アドラーは
「劣等感が、あなたが自己成長するための心の原動力になるなら、劣等感はむしろ持っていたほうがいい」
と言っております。劣等感をバネに歩く方法がある。ということです。そのために必要なことが2つあると私は考えています。
その1 課題の分離
以前に課題の分離についてお話しました。
劣等感って大体は他人と自分を比べて起こるもの。まずは嫉妬や否定の感情を薄めておきましょう。
他人の能力がどうであろうと自分には何も関係がありません。
また、他人が評価してくれなかったとしても、それをコントロールすることはできないです。
自分は自分。それを忘れないことは大事だと思います。
その2 縦でなく、横で考える
できる人と自分。考えるとき、こんなイメージじゃありませんか?
人は高い所へドンドン向かっている。自分は地面を這いつくばっている。自分にはこんな所とても登れそうもない。
このイメージだととても達成できそうもありません。ではこれならどうでしょう。
その人は自分より先に歩きはじめただけ。自分も歩きさえすれば、その人と同じ場所に到達できる。
このイメージなら「ただ前へ進む」それだけでいいと感じられるでしょう。重要なのは到達地点でなく、前へ進み続けることだと意識します。これが劣等感を力へ変える方法です。
まとめ
いかがだったでしょうか。私もすぐ劣等コンプレックスのドツボにハマって阿呆みたいに落ち込んでいますけれども、落ち込んで辞めるぐらいなら、進む事が大事だと心を奮い立たせております。
この考え方、子ども達にぜひ定着させたいと私は思ってます。失敗を恐れず、前に進むにはやはり、ある種の考え方が必要になるのではないでしょうか。