別れは突然に
その日は突然にやってきたのです。6月29日から、途切れることなく24時間し続けた張り止めの点滴ですが、ここへきて急展開!!
入院についてはこちらの記事です。
点滴を初めたころは2日で血管外に漏れ、地味な痛みに苦しめられていました。血管外に漏れた場合は、当然刺し替えです。左腕は血管に沿って穴だらけになりました。左腕に刺す場所がなくなってしまったので、今度は右腕です。右腕の血管は左より太いのか調子がいいみたいでした。
右腕にして以来、血管外に漏れることはなくなったものの、逆血により、点滴の管がつまって、薬が流れなくなり、やっぱり刺し替え。と、24時間の点滴はやっぱり負担です。
昨日も点滴のアラームが、何度も鳴り響きました。もう同じ穴で、点滴し続けて5日になります。そろそろ刺し替えかなぁ。と思いながらナースコール。パタパタと助産師さん登場。
私「もう、血が固まっちゃったみたいです。」
助産師「そうだねー。(薬)落ちてきてないみたいだし。もう36週目?」
私「今日で(妊娠)36週ですー。」
助産師「先生に確認してみるわー。」
……もしや、もしや!!点滴終わりですかい!!
うわー。私の中ではあと3日ぐらいはしていると思ったのに!!しばらくして助産師さんがもどってくると一言
助産師「先生は、もう点滴いいってさ。内服に切り替えて。」
そういって、テキパキと私から点滴を外していきました。右手には点滴の針と押し付けられていた管の跡が生々しく残っています。
私「さらば!!同士よ!!」
助産師「いや、モニタつけて、張ったりしてたら、また点滴だから」
そうだよねー …ははっ
恐怖の張り返しとは!?
点滴なくなったー!!いえーい!!と、喜んでばかりもいられません。30日以上に渡って張り止めを点滴していた私。張り返しは避けては通れない問題です。
張り止めを使った仕返し?切迫治療を受けた後のお腹の張り返しに注意して! [ママリ]
張り止めの薬の効果が切れたらやってくる「張り返し」の恐怖
点滴が取れたことに大喜びしているのも束の間、入院前の張りが強くなって戻ってきてしまいます。これが「張り返し」です。
私の場合は点滴を外して4~6時間後くらいから。血中の張り止めの濃度が低下し、薬の効果が切れてしまった証拠です。
張り止めのウテメリンやマグセントを36週0日に合わせて止める方法には2種類あります。36週0日に向けて徐々にウテメリンやマグセントの濃度を減らしていく方法と、退院ギリギリまで濃度を保って36週0日で一気に止める方法です。
後者の方では特に張り返しがきついと言われているようです。
この張り返し、そのままそれが陣痛につながってしまうこともあるそう。
怖すぎる!!まだ36週の我が子。今生まれると早産扱いだし、個人病院では対応できずに、子どもだけ保育器のある病院へ緊急搬送されることも!!
せめて37週まではお腹にいてほしい。点滴を外してから本当にドキドキしました。
点滴をはずしてから
点滴をはずして6時間。たしかにお腹の張りを感じるようになりました。
呼吸を深くしなくてはいけないような痛みが、不定期に襲ってきます。
これが陣痛になってしまったら、どうしよう。助産師さんよぶ??いや、でも……。助産師さんは
「今日1日生まれなければ、内服でコントロールできてるってことだからさ。先生は心配なら点滴戻してもいいって言ってたけど。どうする??」
点滴を戻す。あの不自由な生活に??点滴外してからのモニタでは、張りはあるものの、多分大丈夫だろうって先生は言ってくれたわけだし。それを信じよう。
私「様子を見てみます。」
助産師「張りが収まらなかったり周期的になったら、深夜でもナースコールしてね。」
点滴の代わりに張り止めの内服をして、就寝しました。でも痛みは不規則にやってきます。下腹の重い生理痛のような痛み。石のように固くなるお腹。大丈夫。張り止め内服してるし。これは陣痛じゃなくて、張り返し。明日になれば。明日になれば…。
そして朝へ
内服の時間を知らせるアラームで、目が覚めました。時刻は午前6時。夜を乗り切りました。やっぱり陣痛じゃなくて、張り返しだったんだ!!
その後、不規則にやってくる痛みは次第に遠のいていきました。今は1時間にあるかないか。点滴もなく、すっごく快適です。
長かった入院生活も、カウントダウンはじまったかな?